PROFILE
外資系アパレル企業にて販売接客を経験した後、英国留学を経て、外資系ラグジュアリーブランドにてVMDを務め、2015年中途入社。現在は、グローバル標準のガイドラインを日本マーケットに落とし込み、全国のブティックのシーズン展開、新規開店準備、イベントポップアップ設営などを手がけている。
外資系アパレル企業にて販売接客を経験した後、英国留学を経て、外資系ラグジュアリーブランドにてVMDを務め、2015年中途入社。現在は、グローバル標準のガイドラインを日本マーケットに落とし込み、全国のブティックのシーズン展開、新規開店準備、イベントポップアップ設営などを手がけている。
その手にかかれば、あっという間に店内の雰囲気はがらっと変わる。空間デザインから、アイテムのディスプレイまでを演出する VMD の仕事ぶりを目の当たりにして以来、私は VMD という仕事を目指すようになりました。接客販売とはまた違った、クリエイティブなコミュニケーションの世界があるということを知ったんです。
そんな想いを抱えながら仕事に取り組んできた結果、それが実り、今こうして「LACOSTE」の VMD を務めています。グローバルなブランドだけに、プレッシャーを感じる反面、モチベーションにもつながります。仕事がうまくかみ合った時には、やりがいを感じますし、日々新しいことが舞い込むので、いろいろな経験ができます。
「LACOSTE」は、「単なるスポーツブランドではなく、プレミアムファッションスポーツブランド」としての認知がどんどん広がってきています。だからこそスピード感があり、刺激には事欠かないのです。
「LACOSTE」のブランドメッセージを保ちながら、いかに日本のマーケットに合わせてカスタマイズしていくかが VMD の腕の見せどころ。シーズンごとにアジア各国のVMDでミーティングをしたり、フランス本国の VMD からレクチャーを受けたりしながら、そのクリエイティビティを高めあっています。
とはいえ、国内140店舗を数えるブティックすべてを私たち VMD だけで目を配りきることはできません。そこで、エリア特化型専門職である全国のエリアビジュアルマーチャンダイジングのメンバーたちと連携しながら、リアルタイムなブランディングを実現しています。
VMD のミッションを一言で言えば、「ブティック内のすべてのものの配置に意味を与えていくこと」だと言えます。一つひとつの発想から、お客さまに新しい「LACOSTE」を感じ取っていただくことが目的ですから。
私はこれからもこの VMD という仕事でチャレンジを続け、よりいろいろな発想を膨らませられるように、そして、さまざまなシーンに臨機応変に対応できるように成長し、お客さまと「LACOSTE」をつなぐコミュニケーションを創造していきたいと考えています。
VMD とは、ブティックの「雰囲気」を作っていく仕事。それは、人間で言えば、「表情」に当たるんじゃないかなと思っています。そういう意味でも、どんな仕事においても笑顔を絶やさず元気に取り組めることが、VMD をはじめとした、アパレルの仕事の基本だと言えるかもしれません。そして、それを素直に楽しめる方なら、きっと自分の思い描いた道を歩んでいけるはずです。